寺山修司の本を借りました

LGBT法案は、参院採決での造反を
示唆するということで。


法案づくりは大変ですね(~_~;)
文言の解釈で懸念材料が増えるな。


でですね、寺山修司をふと思い出し、
「さかさま恋愛講座青女論」を借りて
その中の「第8章らしさ」を
再読してみました。


「子供らしさが、大人の作り出した
子供観にもとづいているように、
女らしさもまた、男が作り出した
女性観にもとづいていることは
あきらかです」


「長い歴史の中で、女らしさを要求して
きたのは男であったことを
思い出してみましょう。
従順、おしとやか、ひかえめ、と
いった女らしさの定義は、すべて
男にとって都合のいいものばかりです」


「私はまず「らしさ」からの脱却が
新しい女として生きるための
ステップではないかと思います」


「ここでいう「らしさ」からの脱出
というのは、固定化しない、他人の
生き方にとらわれない、と
いうことです」


「同性愛を例にとった場合、女の子
同士が一緒に映画や食事をすることが
日常化しているのに、
一緒のベットで性行為することだけ
が特殊化され偏見という他は
ありません」


「性がタブーをとかれて、
日常化すると同性愛に関する
考え方は、まるでべつのものに
なってしまうでしょう」


この本は昭和56年に初版発行です。
寺山修司が45才のときかな?
彼はすでに達観しています。
彼は法案に対してどのように
感じるかなぁ。